MonsterTV VH-F
SKnet 社の TV/FM チューナ・キャプチャボード MonsterTV VH-F を先月に購入しました。2001 年発売の同社旧製品 MonsterTV からの買い換えになります。MonsterTV V (5) シリーズはハードウェアエンコードの有無と FM ラジオ機能の有無で 4 つがラインナップされていて、VH-F はそれら両方をサポートする最上位機種。といっても、エンコーダチップはハイエンドではなさそうですし、3 次元 Y/C 分離やゴーストリデューサは搭載されていないのでシリーズ全体がミドルレンジですが。
テレビ録画に関してはどちらかというと PC よりも AV 家電で済ませてしまいます。現状、テレビ録画に特化した家電の方が手軽で総合的に良くできていると感じているからです。旧 MonsterTV に求めていたのはテレビ機能よりも、むしろ FM ラジオ機能でした。視覚と聴覚の両方を拘束されがちなテレビよりも、比較的ほかのことをしながら聴覚だけで楽しむことができるラジオの方が、自分には合ってるのだと思います。この「ながら聴取」ができるというのはなかなか重要なんです。音楽や Podcast、FM ラジオを聴きながら何かをする。もちろん、たまには PC でテレビも観たいです。ただ、FM ラジオ機能はキャプチャボード選択の前提条件でした。
MonsterTV シリーズは初代 MonsterTV と MonsterTV2 で FM ラジオをサポートしていたけど、残念なことに MonsterTV3 以降は廃止されてしまった。もう FM ラジオ機能をサポートする新製品は絶望的か、と思っていたけど MonsterTV V シリーズで見事に復活してくれて嬉しかったので、初代 MonsterTV がそろそろ物足りなくなってきたのもあって乗り換えました。物凄い進化の差です。
録画・録音予約を行うスケジューラは旧製品に比べて格段に使いやすいし、出力を控えたバックグラウンドでの録画・録音にも対応している。FM ラジオの録音は 128kbps 固定だった WMA のビットレートが 64, 96, 128kbps から選択可能になった。旧 MonsterTV では接続する気にさえならず全く使わなかった付属のリモコンは、多機能かつ薄型に改善され、カードそのものも小型のシリコンチューナがロープロファイル対応の基盤にコンパクトにまとめられている。大型チューナよりもなんとなく低発熱・低消費電力が期待できそうな感じ。音声出力もステレオミニジャックのライン出力からケーブル要らずの PCI バス経由になってます。
とても不満な改悪点はアンテナ入力端子。旧 MonsterTV ではテレビとラジオ共に F 型端子だったアンテナ入力が、MonsterTV V ではラジオ側のみ φ2.5 mm のモノラルミニミニプラグやモノラル超ミニプラグと呼ばれるイレギュラーな端子に変わってしまったこと。新旧どちらにも屋内にピンと張るタイプの FM 専用 T 型アンテナ線が付属しているけど、T 型アンテナでは十分な受信レベルが得られず、ノイズが酷くて使い物にならない。送信出力の強い一部の局はある程度クリアに受信できても、出力が弱かったり遠方だったりする局は聴けたものではない。また、ある局では T 型アンテナが逆に作用して接続しない方がクリアに入ったりするし、ある局がクリアでも別の局がノイジーになったりして、とにかく不安定なのだ。東京タワー直下のような電波ギンギンで健康に悪そうな地区では使えるのかもしれないが。そんなわけで旧 MonsterTV ではテレビ用の同軸ケーブルを直前で分岐させてテレビとラジオの両方に入力していた。だが、2.5 φモノラルミニミニプラグでは付属するこの役立たずな T 型アンテナの利用を強制される。ラジオ目当ての自分にとってはショックだ。
そこで F 型コネクタ - 2.5φモノラルミニミニプラグ変換ケーブルを自作することにした。これまで利用してきた両端が F 型端子の同軸ケーブルから、片方の F 型接栓を切断して適当な熱収縮チューブを通し、新たに購入した 2.5 φモノラルミニミニプラグに半田付け。チューブを熱し、コネクタごとラッピングして完成。
やはり屋根の VHF アンテナは実に良い。より多くの局がとてもクリアに入る。以下のリストは完全にクリアな受信ができた放送局の一覧。ノイズ局がもう何局かある。隣接周波数の出力が強くて邪魔で全く入らないコミュニティ FM もある。ざんねん。
- NHK-FM
- 82.5 MHz, JOAK-FM
- TOKYO FM
- 80.0 MHz, JOAU-FM
- J-WAVE
- 81.3 MHz, JOAV-FM
- InterFM
- 76.1 MHz, JODW-FM
- NACK5
- 79.5 MHz, JODV-FM
- bayfm
- 78.0 MHz, JOGV-FM
- FM ヨコハマ
- 84.7 MHz, JOTU-FM
- 放送大学
- 77.1 MHz, JOUD-FM
- FM-FUJI
- 78.6 MHz, JOCV-FM
- FM えどがわ
- 84.3 MHz, JOZZ3AS-FM
- レインボータウン FM
- 79.2 MHz, JOZZ3BF-FM
アプリケーション Ver.5.0.7102.0 とドライバ Ver.1.3.202.6915、Windows 2000 用リモコンドライバがアップデートされました。付属の Driver Remover で完全にドライバを削除してからドライバ、アプリケーションの順でインストールし直します。
まず、起動スプラッシュのロゴ画像が変わっていました。そして、覚悟はしていたけれどチューニングから予約スケジュールまで、全ての設定がリセットされました。これはつらい。仕方がないので一から設定をし直しますが、テレビモードの設定をしている最中にバージョンタブを選ぶとエラー落ちしてしまいました。そこまで他のタブで保留されていた設定は消失、やり直し。つらい。
目立った不具合を幾つか挙げます。スケジュールマネージャでラジオの予約録音を追加する場合、音声モードが「主音声」で固定されており、ステレオで録音したい場合は一度追加した後に変更をして「ステレオ」を選択しなければなりません。また、私の環境ではテレビモードで画面ウィンドウを全画面表示してからウィンドウ表示に戻すと、設定を無視して画面のウィンドウが最前面を占拠する不具合もあります。サイレントモードで予約開始されたラジオの録音中に、タスクトレイのアイコンからアプリケーションのウィンドウを「元に戻す」と、Windows 画面作成エラーが発生してしまいます。表示されるエラーダイアログの OK を押すとアプリケーションが終了し、そのまま録音は中断されてしまう。ここで OK を押さなければそのままの状態で録音は継続されます。
いろいろ不安定で癖がありますが、それらを把握して上手く付き合うしかありませんね。次のアップデートに期待です。
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- 公開日時
- 2005-09-04T22:20:03+09:00 @597
- 更新日時
- 2005-11-26T18:24:51+09:00 @433
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- http://blog.drry.jp/2005/09/04/2220
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